石井ゆかりの今年の星占い

魚座の2006年|石井ゆかりの12星座占い

石井ゆかりが2006年の魚座の運勢を読み解きます。1年間のテーマや時期についてなどたっぷりの内容でお届け。2006年のお守りとして、ぜひ参考にしてください。

2006.1.1

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魚座
Pisces

総論

2006年の魚座の世界を眺めてみると
「教える」という言葉が思い浮かびます。
「ええっ、人に教えるようなことなんかなにもないです?」
と謙遜する魚座の方も多いかもしれません。

「先生」のイメージって、とても権威に満ちていて、完璧そうで
何でもかんでも知ってなければならない感じですね。
ものにとらわれない魚座の感覚では教えるなんて、そんな偉そうなこと!
と思ってしまう人が多いのも不思議ではありません。

でも、生来、だれかに力を貸すことが得意な魚座ですから
よく考えれば、教えることは、向いているのです。

更に言えば、「教える」ということはホントに、
貯金を解約するみたいな「ため込んだものをそのまま出す」
ということなのかというと
それもちょっと、ちがっているのではないかとおもいます。

2006年、魚座は、とてもよく勉強すると思います。
でも、それは、今の自分よりもっとすばらしくなるため、ではなく
もしかしたら自分が持っている周囲にとっての価値を正しく認識し
それに沿って自然に勉強している
というだけなのではないかとおもいます。

この姿勢は、とてもナチュラルで、魅力的です。
しばしば、人が勉強を始めるときは
自分以外のだれかになろうとおもってそうしてしまうことがあります。

でも、2006年の魚座の「学び」はぜんぜんそうではありません。
むしろ、もっとありのままの自分になりもっと周囲にとって自然な自分になるために
一生懸命学ぶということではないかなと思うんです。

え?2006年って「学ぶ」の?「教える」の?どっち?
と思われましたでしょうか。たしかに、なんか言ってることがゴチャゴチャですね。
でも、よく考えてみると教えることと学ぶことってそんなに違っていることでしょうか。
私が思うにどうも、同じことのような気がするのですが、いかがでしょうか。

2006年の魚座は、多分周囲の求めに従って
たくさんのことを教えていくことになると思います。
先生のように教壇に立つのではなく
横に座ってアドバイスするような立場かもしれません。

教えるにも、いろいろあります。アドバイザーやコーディネーターは、
時にお客様を「教育」することがあります。
OJTなどではプロジェクトの中で、
相手を労働力として「使用」しながら教えなければならないことがあります。

子供が小学校に入って、はじめて算数の宿題を手伝ってあげようと思ったときに
どういうふうに教えてあげればいいのか、悩んでしまうかもしれませんね。
多分、どんなシチュエーションの中でも
教えるときには、勉強しなければならなくなります。

教える内容そのもののことはもちろん、
どういうふうに伝えたら相手が解るのか、
どこまでは手出しをせずにやらせてあげたらいいのか、
相手の気持ちはどういうふうになっているのか、
自分からがんばってもらうには、どうすればいいのか。

様々な悩みを抱え、明日に備えて真剣に本を読む「先生」が
どこにでもたくさんいると思います。
そんなとても真剣な「学び」と「教え」が
2006年の魚座のテーマではないかと思うのです。

この中で、とても特徴的だと思うのは
魚座の人が「周囲にとっての自分の価値」
を見いだすのではないかということです。
これ、とても難しいことだと思います。

自己過信や自己否定は、なぜか簡単にできるのですが
「自分の姿を、ありのままに」認識することって妙に難しいのです。
多分、自分への期待が強すぎて
ガッカリしたり、誤解したりしまくってしまうせいかもしれません。

ここでいう「自分の価値」というのは
なにか、給料でやりとりされるようなこととか
「本質的才能」「自分の実力」といったような深刻なことではないと思います。
むしろ、周囲の環境やたまたまそこにいるメンバーのなかで生まれている
「関係性」みたいなことだとおもいます。

たとえば、エビやカニは、日本では高値でやりとりされますが
海外ではそれほどでもないそうです。
やりとりされる「場」が違えば、価値も違ってくるのです。
2006年に魚座が知るのは、そのような「価値」だろうと思います。

その価値に納得がいく場合もあるでしょうし、納得いかなくて、さらに勉強してステップアップをねらうのも
あり得る道筋だと思います。いずれにせよ、この2006年を通してなされる「学び」の中で
魚座の人がつかみ取るのはとても大きな「人間的魅力」であるようです。

それは、考え方だったり、理想だったり、人生観だったり、仕事の実力だったり
いろいろなものが考えられます。
それはきっとあなたが心の底で、一番欲しているパワーなのではないかと思います。

時期について

時期的なことを申しますと、
まず2005年後半から続いてきたコミュニケーションのテーマが
2月半ばまでに収束します。

さらに3月半ば、だれかとの関係のなかでがんばってきたことが
大きく報われる展開があるでしょう、
3月中は魚座の人には、ちょっともどかしいような、
ストレスの多い状況になるかもしれませんが
決して焦ってキレてはいけません。

必要な情報がさくさくはいってこなくなるだけで、
流れ自体は、あなたの見えない場所で着々と進んでいる気配です。
何かが少しうまくいかないときに
希望を持ち続けるのは大変なことですが
それでも、心配は要りません。

4月になると、とても強く温かな流れを感じ
確かな意欲を取り戻せるだろうとおもいます。
6月から7月にかけて、上記の「自分の、周囲にとっての価値を知る」ような
出来事が起こるかもしれません。

このタイミングをきっかけとして
9月に、自分の道を変える決心をする人もあるかもしれません。
或いは、今までやってきたことに確信を得て
深い充足を感じる人も多いでしょう。
3月とこの9月は、特に大きな転換点となります。

感情に突き動かされて行動してしまう人が多い魚座ですが
この時期の決断は長期性を持っていますので十分慎重になってください。
だれかに相談するのも良い考えですが
かならず、複数の人に相談に乗ってもらうことをオススメします。

10月から11月は、強い支援の風が吹きます。
自分がやっていることに自信が持てますし
引き立てや評価もあるでしょう。

言うべきコトはきちんと主張し、
学ぶべきことはきちんと学ぶ、というこれだけのシンプルな方針で
あとはあなたらしくリラックスしているだけで
うまくいかないことは何もないはずです。

年末、あなたの目の前にはある目標が見えていると思います。
教えたり学んだりすることは、それだけではゴールではありません。
学んだことを武器として、
いよいよ戦場に出て行くのが、この2006年年末から2007年です。

あなたが2006年にどうしてこんなにも一生懸命学んできたのか、が
なるほどね!となっとくできるような
そんな未来を見据えての年の瀬になりそうです。

愛について

愛情関係については、2006年はとても印象的な年になるのではないかと思います。
まず、3月と9月を2つの節目として関係が大きく変化するのです。

新しい出会いや婚約や結婚、或いは離婚など
ずっとながいこと温めてきたパワーがぽんと現実に置き換わるような
大きな出来事が予測されます。
とはいえ、これは大して意外なことではないかもしれません。

ずっとあなたが望んできたことである可能性が高いように思います。
さらに、関係性が、2人だけのプライベートな問題ではなく
外側の問題と関わってきます。
第三者の存在や、親戚や家族など、外野が目に入ってくるのです。

これは、少々うっとうしく感じられるかもしれません。
逆に、上司や目上の方の紹介で
出会いがある可能性もあります。
時期的には、まず4月、非常にいい時期です。

情熱的で、出会いにも恵まれますし
カップルは熱い時間を過ごせるでしょう。
さらに7月中旬から8月中旬にも、
支援的な状況が作られます。
10月下旬以降にも、優しい関係が作れそうです。

ただ気をつけたいのは2006年は、3月、7月、11月の付近で
魚座の感情表現がこんがらがることです。
なんだか素直になれなかったり、考えすぎてしまったり
過去にこだわりすぎてしまったり。

自分で自分を扱いにくいような、
ヘンな状況を作ってしまう可能性があります。
こういうふうになってしまったときは、
まず相手にガンガン連絡するのをやめて、
一人の時間を作って下さい。

そして、ゆっくりと、子供の頃の思い出や
過去の恋愛の思い出などを、おもいかえしてみてください。
過去に遡っていろいろなことを思いめぐらすとき
不思議と、素直になっている自分を発見できるかもしれません。

そうすれば、多分
大切な人に、本当に伝えたい気持ちだけを、
伝えることができるだろうなと思います。

おわりに

2006年は、精神的にとても成長できる年です。
この「精神的に成長」がどういうことなのかは、
具体的には人によってそれぞれ、違っていると思います。

ただ、一つ思い浮かぶのは教えるということは、
相手の未熟さや幼さを理解した上で
相手のために「待ってあげる」ことが必要になるということです。

相手の幼さ、未熟さ、弱さ、傷つきやすいプライドなどを見守りながら導く
というのは、たいへんなことですね。でも、これを身をもって体験したとき
人は、本当の意味で、強く優しくなれるのではないかという気がします。

それは多分、自分自身も
幼いときは同じような欠点を抱えていたということに
気づけるからなのかもしれません。

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