
石井ゆかりが2006年の天秤座の運勢を読み解きます。1年間のテーマや時期についてなどたっぷりの内容でお届け。2006年のお守りとして、ぜひ参考にしてください。
2006.1.1


因果応報という言葉があります。
自分でやっただけのことは、自分に返ってくる
という意味で使われます。
努力すればやったぶんだけなにもしなければそれだけ
悪いことをしでかしたらそのことがそのまま
自分の身の上に、返ってくる。
もっとも、この言葉は、一般的には最後の意味で使われることが多いようですね。
たしかに、がんばればがんばっただけの結果が来るし、
悪いことをすればそれに見合ったバチがくる、というのも
真実だと思います。
でも、そうでもない場合もあります。
不思議なくらいうれしいことがもたらされることもあるし
不思議なくらい持って行かれてしまうことも、あります。
2006年の天秤座は過去から積み上げて現在も
続けているたくさんの努力をもって
それを確かな「見返り」に変えることになります。
でも同時に自分では全く予期しないものをも
「受け取る」ことになります。
端的に言って「うけとる」
もののほうは、今まであなたが全く見返りを期待せずに
ある意味あなたのエゴで提供してきたモノに関係しています。
ですから、がんばったのにこれしか受け取れなかった
というのは少し見当違いかもしれません。
私が想像するのは、たとえば、こんなイメージです。
今までずっと愛情を注いできて、優しく優しく接してきた相手が
いきなりあなたに暴言をはいたり、感情をむき出しにしてぶつけてきたりする、
というようなことがあったらどうでしょうか。
相手は、あなたが嫌いになったわけでは、ありません。でも、とてもキツイ言葉を使ってきたりします。
そんなことになったら、当惑しますしとても悲しい気持ちになります。
あんなに愛情を注いできたのにどうしてこんなことになるのだろう、と。
でも、それは実は相手の心が、ぱかっと開き始めたから、だったりします。
あなたの優しさに気持ちがほぐれて
ようやく、本当の心を見せ始めてくれたのだったりします。
でも、その心はとても辛いモノに溢れていたために
蓋が開いたとたん、その当人も全くコントロールできなくなってしまったのです。
多分、お互いとても悩んでしまうと思います。でも、悩んで、悩みながら話を続けていったら
きっと、相手にとって最も大事な場面にまさにあなたが寄り添うことができているのだ、ということに
気づけるかもしれません。
あなたのおかげで、相手が変化し始めているのだ、と理解できるかもしれません。
努力の結果、わかりやすい内容でちゃんと期待通りに返ってくるモノは
「獲得するモノ」です。これは、自信や喜びに変わります。
一方、何かを注ぎ込んだときに誰か自分以外の相手の中から「もたらされるもの」は、
こちら側からは、あまり予測がつかないのです。
自分と他人は、どんなにつきあいが長くても
やっぱり、全く別の人間です。ですから、何かを無償の思いで自然にそそぎこんだとき
相手の中に何が起こり、何が生まれ、何が出てくるか、は予測不能なのです。
でも、この「予測不能さ」があるからこそこの世は、成立しているのかもしれません。
相手と自分の根本的な差があってそこでやりとりされるものがあって
そこから、全く想定外のモノが生み出される。
人間関係が持っている最大の魅力であり、意味であるところのなにかが
2006年、天秤座を強く動かす感じがするのです。
時期的なことを申しますと
まず、年明け、家族や仲間の間で2005年末から続いてきた混乱が
2月上旬を境に収束しそうです。
昨年後半からずっと戦い続けてきたコンプレックスとか
パートナーの収入に関する問題、または性的なことに関するテーマが
2月中旬までに決着するでしょう。
このテーマは、軽々に他人に愚痴ったりできないことなので、
人知れず苦しんできた人も多かったかもしれません。
でも、苦しんだ分だけ、良い形できちんと「腑に落ちる」結果となるでしょう。
特に、苦しみの決着方法が
「自分の中の何らかの面を変える」
ことだったならそれは大変正しいプロセスをたどったということだと思います。
2月から4月中旬、とても意欲的に活動できそうです。
あなたの専門分野に力がこもり、新しい手法や分野にも手を広げることで
世界が広がります。旅行に出かけたりする人も多いかもしれませんね。
特に3月下旬はだれかとの運命的な出会いを経験したり、
ある人との関わりが刷新されたりする出来事がありそうです。
9月から10月は、とても多忙、かつ、情熱的な時期です。
一気にいろいろなテーマがヒートアップし
てんてこ舞いになってしまうかもしれません。
9月上旬までに、体調を十分に整えておくことをオススメします。
9月上旬付近で感じられる体調の変化は、
今までの疲労やムリが積み重なって出てくる
かなり重大なモノになる可能性もあります。
変調を来したら、すぐに専門家に見てもらうとともに
休養をしっかりとることをオススメします。
10月下旬、空気が大きく変わるのが感じられると思います。
11月末までに、あなたが「獲得するモノ」について
びしっと決算されるような出来事が起こるでしょう。
あなたが思うよりも、その「見返り」は
遙かに大きく、うれしいものになりそうです。
年末は、さらに風が変わり
新しい時代に突入したことを実感できるでしょう。
旅行の計画がでてきたり、引っ越しの計画が持ち上がる人もあるかもしれません。
「変化の空気」を感じながら
新鮮な気持ちで年末を迎えることになりそうです。
愛情関係については、
今年は少し危険な雰囲気があります。
それは「愛がもらえないかもしれない」
という恐怖に似たしがみつきが起こってしまうかもしれないということです。
失うことや取り逃がすことを恐れて
過剰に献身的になったり、犠牲的立場をかって出たりしてしまうと
あとで、とても苦しむことになってしまいます。
今年は、あなたと愛情関係を結ぶ人は
慎重で、嘘をつかず、誠実な人であるようです。
ですから、あなたの中で「愛」のイマジネーションが膨らむとき
相手の態度にはいつもそれが足りないような気がして
焦ったり、不安になったりしてしまうかもしれません。
相手が考えているのが「確かな信頼関係」なのに
あなたが思い描くのが「ロマンティックな感情のやりとり」だったとしたら
相手には、あなたの言動が
ウソに思えてしまうかもしれません。
2006年の天秤座が、愛に恵まれない
というのではありません。
むしろ、昨年ちょこっとだけ来てくれた喜びの予兆が
3月から4月上旬にかけてこんどはしっかりやってきてくれますし
男性との関わりはむしろ多い年ですし3月下旬頃、
新しいパートナーと運命的な出会いを果たしたり
カップルも、その関係性が新しいステージに進んだりするなど
希望に満ちた空模様に幾度も遭遇します。
さらになんといっても9月から10月下旬までの期間は
オイシイことがなければおかしい!といいたいほどの、熱い時期です。
愛の星と情熱の星が一緒くたに天秤座を運行するのですから
よしきた!と言いたいくらいの星回りなんです。
恋愛では、上記のような「ワナ」はいつだってあります。
彼の気持ちが欲しいばかりに過剰に献身して全てを失った経験がある女性って
星座を問わず、決して少なくありません。
そのとき、売り渡したモノと引き替えに、彼が愛をくれればいいのですが
ざんねんながら、そうはいきません。なぜなら。そんなに過剰に献身しているのは
実は、「彼のため」ではなく、
自分の恐怖心をなだめるためにやっているだけだからです。
それは、愛情ではないからです。
本当の愛なら、彼の本当のことを理解し、
本当に彼に意味のある支えになろうとします。
むやみに彼の欠乏を埋め、欲求を叶えてあげるのは「愛」ではないんです。
2006年、天秤座が本当の「愛」を知ることができれば
おそらく、相手からも、同じように本当の「愛」を手に入れることができます。
それこそが、冒頭に述べた「もたらされるもの」
の正体なのかもしれません。
2006年、ひらたくいえば、天秤座はとっても金運が良い!!のです。
それを元手に、未来の絵を描くわけですがそこが不思議と
冷静な観点なのがとっても頼もしいところです。
手元がバブルなとき、未来もバブルに思い描いてしまうのはちょっと問題があります。
今年の天秤座が「守りに入る」とは、私は思いません。でも、多分、
「獲得する」ものが手元のお金で
「もたらされる」ものが、あなたの未来だということを
天秤座はしっかり理解しているのだろうなとおもいました。

