今年の占い

2022年

2022年のテーマの一つに「救い」があります。

2022年の木星と海王星に示される射手座の「救い」とは、どんなものでしょうか。
「救い」は「危難から逃れること」「希望や明るさを感じさせ、気持ちをホッとさせること」などを意味します。苦しみから逃れさせてもらえるのが「救い」ならば、射手座の「苦しみ」とはなんでしょうか。

射手座は、自由の星座です。旅と哲学の星座であり、理想を描く星座でもあります。真理を追い求め、どこまでも突き進み、帰り道のことはあまり考えません。射手座の人々にとって、一つの場所に縛られることや閉じ込められること、自由な行動を制限されることなどは、おそらく、最も苦しい事だろうと思います。変化のない環境や、言動の自由がない世界は、呼吸ができないのと同じくらい、辛く感じられるかもしれません。

2022年、木星と海王星が並び立つ魚座は、射手座から見て「居場所、家、ルーツ」を象徴する場所です。旅と自由の星座である射手座にとって、なぜ「帰るべき場所」が救いとなるのでしょうか。
おそらく「ここではない、どこかへ」と旅を続けてゆくとき、やがて旅自体が、ひとつの牢獄のように感じられることもあるのではないかと思うのです。移動し続けること、あらゆる場所を後にすることは、「今いる場所」を常に否定し続けていくようなものです。その移動には、いつか外部がなくなってしまいます。もし、全ての場所に行き尽くすことができたら、旅は終わります。もうどこにも行きたいところがない、という状態は、怖ろしい閉塞のイメージです。

居場所や家は、それ自体がミクロコスモスです。成長も変容もしますが、変わらずそこにある普遍的な場所です。あるいはそれは物理的な「場所」ではなく、ある種の集団やコミュニティ、あるいは特定の、たった一人の人物を意味する場合もあります。「帰るべき場所」「居場所」こそは、「旅」の外側の世界です。射手座の人々にとって「居場所」が救いとなる、その現実感は、旅をし尽くして旅の本質を知りかけた本人にしか、実感できないのかもしれません。2022年のあなたが旅に疲れている、ということではもちろん、ないのですが、あなたにとっての「外部」はもしかすると他の人から見れば「内部」のような場所であり、そこから生きるための新しい空気を取り入れることができる、ということなのかもしれません。