今年の占い

2024年

牡羊座の2024年のイメージは、「ひろげる・のばす年」です。

たとえば、トーストにジャムやバターを塗りひろげるようなイメージです。

ある場所を目指して直線的に、一本道に進むような、線的な生き方から、2024年は離脱できます。

ジャムやバターの塗り方にも、人それぞれ、個性があります。多分、まんべんなく几帳面に薄く塗るより、こてこてとムラのある塗り方の方が、美味しいのです。

2024年の牡羊座の人々が塗りひろげる、そのやり方にはムラがあります。人とのつき合いも、お金の使い方も、愛情のかけ方も、時間の使い方にも、多分、大いにムラがあり、場合によってはトーストのへりからこぼれ落ちたりします。

たとえば、何か別の目的を隠し持って近づいてくる人は、あまりイイ人とは言えなさそうです。

一方、「ただ近づきたい」ということが目的になっている相手なら、それほど悪くはありません。もちろん、こちらの意志や尊厳を無視するような「近づき方」は論外ですが、マナーや礼儀を守り、人格や意志を大切に尊重した上で、ただ仲良くなりたい、純粋に知り合いたい、という目的意識で近づいてくるなら、それほど危険ではないはずです。

この人と仲良くなればビジネスに繋がるとか、この人と一緒にいれば自分で物事を決めなくてもいいとか、この人といれば経済的なおこぼれに預かれるとか、守ってもらえるとか、他人から尊敬されるとか、そんな「下心」を持って近づかれるなら、あまり嬉しくはなさそうです。

とはいえ、そうした「下心」を隠さずに、オープンにして近づいてくる正直な人がいたら、多分、ちょっと可笑しくて、笑いたくなってしまうかもしれません。

2024年の牡羊座の世界は、ベタベタッとしています。それはつまり、相手の意図がべろんと見えている、ということです。

下心は、見えていれば「下心」ではなく、ある意味素朴な欲求です。わかりやすく見えている欲求ならば、受け入れるか受け入れないか、こちらも素朴に判断できます。

この時期の目的意識や欲は、スマートに隠されたり、複雑に韜晦されたり、きれいに剪定されていたりはしていません。それは、あなたの側も同じことです。

2024年のあなたの世界では、多分、競い合ったりすることも少ないかもしれません。勝ち負けは線的です。速さや長さなら競い合えますが、トーストのバターの塗り具合なんて、比べられないのです。面的なものは、比較や競争の対象にはなりません。

優劣ではなく、満足が問題です。散歩の意義とか、恋心の価値とか、そんなものは客観的にはかれはしませんし、もちろん、勝ち負けもありません。

牡羊座の2024年はきっと、そういう世界です。塗りひろげてゆく世界、純情な満足を深めてゆくための世界です。


会員登録後、ぜひご覧ください!