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たとえば、
古くて大きなお城のような家を得て、
中に入り、
次々に部屋の扉を開いて入って見るような年です。
あるいは、
大きな家の色々な部屋から
たくさんのキャラクターが飛び出してきて
新しいお芝居を始めるような年です。
もちろん上記は「たとえ話」です。
この「お城」「大きな家」は、
あなた自身のことです。
そして、
「たくさんの部屋」
「飛び出してくるたくさんのキャラクター」
もまた、あなた自身のことです。
2020年は、
あなたの中にいるあなたにどんどん出会えるような、
または、
あなたの中からあなたがたくさん飛び出してくるような、
そんな年になりそうなのです。
誰の中にもたくさんの「自分」がいます。
ひとりひとりの「自分」が
何を感じているのか知らないまま、
何となく過ごしていく時期もあります。
あるいは、
たくさんいる「自分」のうちの1、2人だけが
大活躍を続けているようなこともあります。
でも、「そのとき」がくると、
他の「自分」も、発言権を求め始めます。
2020年はあなたのなかで、
今までは声を発しなかったようなメンバーも
賑やかに声を上げることになるようなのです。
今まで目を向けたこともないようなものが気になったり、
自分でもびっくりするようなことを、
自分自身が語り始めたりするのかもしれません。
かつての自分なら絶対に選ばなかっただろう、
という選択肢を、
自ら選んでいくことになるのかもしれません。
ヘアスタイルやファッションをがらっと変えて、
イメージチェンジする人もいるでしょう。
何が起こってもおかしくないのですが、
そこではあなた自身も
「こんな自分がいたのか!」
という驚きを感じることになるはずです。
これまでたった一人の自分を
シンプルに感じて生きてきた人は、
上記のように、
自分の内なる多様性を発見し、
大いに驚かされ、
生き方が少なからず変化し始めるでしょう。
それとは逆に、
自分の中にたくさんの自分がいて
それぞれがバラバラの方向を向いているので、
どうにもまとまりがつかない
という思いを抱いていた人もいるはずです。
そういう人は、2020年、
「バラバラの自分」たちが少しずつまとまり、
全体として一つの思いと動きができあがる、という
特別な体験ができるのではないかと思います。
これは例えば、
「ばらばらだった家族が、
あるキッカケを得て一つにまとまる」
というのにも似ています。
あなたの内なるファミリーが、
お互いに対話を重ねて、
全体として一つの方向を向き始めるのです。
理想と現実が自分の中で乖離して、
どうも現状に納得がいかない、という人。
不安や不満、恐れと苛立ちがない交ぜで、
自分がどうしたらいいかわからない、という人。
夢を目指して頑張っているけれど
それが本当は「逃げ」なのではないか、と
深い疑いを抱いている人。
愛する人を信じながら疑い続けている人。
この人のために、という気持ちが
いつの間にか依存のような形に変わっている人。
過去を吹っ切りたいのに、
過去に縛られている人。
多くの人が心の中に、様々な
「分離」「分断」「不納得」
を抱えて生きています。
その全てが2020年に解消する!
というわけではないかもしれませんが、
少なくともいくつかの「分離」は、
ある種の統合に向かう気配があります。
状況を変えることで満足に至る人もいれば、
物事の見方や捉え方が変わって、
納得が生まれる人もいるでしょう。
あるいは、特別な「出会い」を通して、
人生が新しい方向に向かい、
内なる自分がまとまっていくのかもしれません。
いずれにせよ、
2020年の山羊座の世界では、
まず「あなた自身」が大きな変貌を遂げる、
という星回りになっています。
よくわからない「運命」のようなものが
どこか遠くから押し寄せてくるのではなく、
あなたの中に長く住んでいた「謎」が、
別の形を求めて動き出すのが、
あなたの2020年という
「偉大なるターニングポイントの年」
なのです。